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2009年10月25日 (日)

【雑文】母子加算復活と寿司

 「お前それは違うよ」と思われた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

 金曜日の夜7時のNHKニュースです。

 生活保護の母子加算が年内に復活するニュースの中で、母子家庭の母親が「復活したら、子どもと久しぶりに寿司を食べに行きたい」と答えるくだりがありました。

 生活保護は、憲法に定められた健康で文化的な最低限の生活、これを維持するために支出されるものです。

 寿司、つまり外食は、その有無が生存権に直接影響を及ぼすものではありません。

 母子家庭のすべてが、収入が増えることによって奢侈に走るとは思えませんが、「たまの贅沢」ができるようになる、と喜ぶなら、それは大きな誤りです。

 納税者は、他者の贅沢のために税金払っているんじゃない、という反発は必至です。

 生活保護で保障される生活のレベルを論じる前に、いまの日本、寿司どころか、その日のコメにも欠いている人間が山ほどいるという現実を見る必要があります。

 NHKもなぜそんなインタビューを放送したのか理解に苦しみますが、加算復活で母子家庭に向けられるやっかみと非難が、強まりはしないかと危惧します。

 インタビューに答えた母親も、母子家庭全体に対するリンチを招きかねないようなことは言わなければよかったのに、と思います。


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