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2009年8月22日 (土)

【雑文】新聞没頭の午前

 新聞受けが重たそうに垂れ下がっています。

 ビニール製の入れ物が膨らんでぱんぱん。

 選挙が近づくと、どの新聞も力が入るのか、毎日読むところが多くて大変です。

 今朝も、午前7時から読み始めたのに、一通りこなしていまの時間。

 コーヒーももう、何杯飲んだやら。

 年金、介護、雇用、医療。

 考えることはたくさんあります。

 普段、生活に追われてなかなか考えられないことですが、選挙の時は、思いを巡らせるチャンス。

 自分の生活に潜む社会問題と静かに向き合うきっかけになります。



 新聞は6紙取っています。

 読売、朝日、毎日、産経、日経、地元の地域紙。

 新聞はどれも同じという方もいらっしゃいますが、たぶん、その方は、複数紙お取りになっておられない。

 取り上げるネタは同じでも、その視点は各紙全然違います。

 それに、同じネタがどの位置にどのような扱いで載っているか、見比べると興味深い。

 見出し、レイアウトにしても、各紙バラバラ。

 たとえば、民主の「子ども手当」の解説にしても、字と表でやろうとするところと、イメージ図を多用するところと、二通りあります。

 このあたり、なにがどう違うのかは、昔NHKの「週刊こどもニュース」のお父さん役として有名だった池上彰さんが「新聞勉強術」という本にまとめていらっしゃいます。

 お近づきになっているクライアントの方々がみな、上述の本をお読みになっているというわけではないでしょうが、最近、ネットの情報だけでは商談が進まないことが多くなってきました。

 もちろん、日経のネタを知らないと話にならないのは以前から変わらないのですが、ほかの新聞については、朝、時間がなければネットで見出しだけ検索して、ごまかしてしまうことがよくありました。

 でも、「●●の経済面のどこそこに載っていたこの記事」というような形で話を降られることが多くなってきました。

 読んでない、とは言えないので、話を合わせていると、やはりそこは百戦錬磨のクライアント、すぐに見破られます。

 「凜々坊君、君は読んでないのかね」

 これで終わりです。

 「情報は、金払わないと、頭に入らないよ」

 これには参りました。

 ネット全盛にかまけて忘れていましたが、その通りです。

 猫も杓子も「ネットさえあれば」というここ数年はそれでよかったのです。

 なぜなら、金をくれるクライアントも同じだったので、新聞はちゃらんぽらんに読んでいてもよかったからです。

 それに、選挙もありませんでしたし、社会問題を考え直すきっかけもありませんでした。

 でも最近、お得意さん周りをしていて、どうも雰囲気が違ってきたことに気づきました。

 言ってみれば、昭和に戻ってしまったかのよう。

 朝起きて、家族でご飯食べながら、お父さんは新聞、お母さんはチラシチェック。

 「ネットは使わないんですか」と聞くと、もちろん頼りにしているといいます。

 見出しをまとめて送ってもらうサービスは、ほとんどの方が活用しています。

 けれど、前日遅くまで仕事をしている上、疲れ目で細かい画面をよう見んという方が少なくありません。

 勢い、新聞やテレビでニュースの方が楽なんだとか。

 なにせクライアントの方々、年かさの方が大半です。

 絶賛健康中年の私には、まだちょっとわかりませんが、年を取ればいずれ「同感!」という時が来るのかも知れません。

 いずれにせよ、金を稼いでいるのは彼らの世代。

 あわせないわけには行きません。

 しばらく怠けていたのですが、ネットと併せて、新聞も熟読するようにしました。

 新聞は、読まなくてもいい話を目にしなければいけないので、時間の無駄だと思っていたのですが、よくよく考えてみると、「読まなくてもいい話をムリに目に入れられるツール」なのだと、気づきました。

 営業トークとしてもいいかもしれません。

 以前、異業種交流で3カ月ほど、新聞で働いたことがあります。

 それを生かして、新聞の広告関係の人間と、コネ作ってみようかなと、思っています。

 なんとなく、新しい商売の道が開拓できそうな予感が…。

 人間、見たくない事実や問題は遠ざけがちですが、それが生活に関わってくる場合が意外に少なくありません。

 税金、病気、教育。

 特に、今回の選挙は、政権選択と位置づけられています。

 仮に民主が政権を取ると、これまで自民が優遇してきた業種に以前ほど、金が流れなくなることが考えられます。

 言ってみれば、自分の食いぶちが危うくなる方々が出てくるわけです。

 ネットという単一のツール以外に、情報収集の手段を求めて焦りを深める企業主が増えてもおかしくありません。

 考えたくないけれど、いずれは自分なりに答えをまとめなければならない問題をどうするか。

 私も、目の前に6紙広げて、考える週末です。

  

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