« ハイジが高いというが | トップページ | 今年は挽回目指します »

2008年12月31日 (水)

【雑文】ムショの飯

 いまから十数年前のきょう。

 日本のとある刑務所の夕飯は、以下の通りでした。

 白米ピラフ
 春雨スープ
 エビとチキンフライ
 サケ切り身焼き
 ニシン昆布巻き
 ヒレカツ
 ヨウカン1本の半分
 たいねり
 卵焼き

 盛りそば(つゆネギわさび付き)

 ミカン三個
 袋菓子

 そして翌朝。元日。

 【1月1日朝食】

 麦飯
 雑煮(豚肉・サヤエンドウ・モチ丸二個)
 ふりかけ二袋
 身欠きニシン佃煮
 シャケ缶

 【1月1日昼食】

 おふくろ煮(油揚げの中に肉野菜ひじき入り)
 すき煮(しらたき・とうふ・牛肉・白菜)
 白米
 奈良漬け
 茶碗蒸し
 パインジュース

 【1月1日夕食】

 白米
 アジフライ
 シューマイ
 うま煮(豚肉・タケノコ・にんじん・なると巻き)

 【1月2日朝食】

 白米
 みそ汁(ネギ・卵)
 こうなご佃煮
 サンマ缶
 桜エビ佃煮

 【1月2日昼食】

 牛丼
 きんとん
 卵豆腐
 なます(にんじん・大根)
 袋菓子(ようかん)

 【1月2日夕食】

 麦飯
 オムレツ
 フルーツサラダ(パイン・黄桃・ミカン・リンゴ)
 梅漬け
 あべかわもち
 牛肉缶

 【1月3日朝食】

 白米
 みそ汁(ふ)
 マグロフレーク缶
 赤貝味付け缶
 味付けのり

 【1月3日昼食】

 中華丼
 わかめ卵スープ
 エビチリ
 イカ缶
 ヤクルトみるみるE

 【1月3日夕食】

 白米
 トンカツ
 フルーツサラダ
 みそ汁(なめこ)

 以上「刑務所の中」(花輪和一著・青林工芸舎刊)より抜粋。

 「ムショに戻りたい」といってわざと犯罪を犯す人間が増えているそうだが、無理もない。一般家庭より、はるかに豪華ですね。

 著者も言います。

 「カビの生えたような食パンの耳ひとつまみとクズ野菜のスープでも三日に一度与えれば十分だと思うけどな」

 「悪事をはたらいたのにこんな生活してていいのかな」

 雨風しのぐ部屋も、風呂も、服もある。
 重労働があるわけでもない。
 決まったスケジュールを指示通りこなしていればいい。

 「この法には加害者に対する怨念とか復讐心とかが全く感じられないな」
 「これじゃ被害者はあわれにも泣き寝入りだ」
 「悲しみと憎しみは地球にたまる一方だな」

 この本を読んで、なにか気が抜けてしまいました。
 ムショ暮らし。全然怖くありません。

 出入りが自由にできないという点を除けば、住み込みで旅館に年季奉公しているのと変わらないじゃないですか。

 ただ、被害者になった場合は話が違ってきます。

 これじゃ罰にならない。

 犯罪者は軽重を問わず、全員、絞首刑にしろと叫びたくなってきます。

 こんなので刑期を終えて、しれっと社会生活に復帰されたらたまらない。

 数カ月前、元広島刑務所の刑務官の話が新聞に載っていましたが、受刑者一人につき、年間50万円前後のコストがかかっているそうです。

 きょうもまた、同じようなハレの日メニューが出るんでしょうか。

 同じ大晦日。
 順法精神旺盛な、職を失った人たちは、寒風の中、炊き出しの飯に並んでいます。

 どこか違う。

 来年、必ずやってくる総選挙。
 怒りを、持続させようと思っています。




|
|

« ハイジが高いというが | トップページ | 今年は挽回目指します »

コメント

「臭いメシ」は死語だったのか。ちょっと意外でした。
それはともかく、1年、ありがとうございました。来年はよい年になりますように。

投稿: カピバラ | 2008年12月31日 (水) 18時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/448616/26665002

この記事へのトラックバック一覧です: 【雑文】ムショの飯:

« ハイジが高いというが | トップページ | 今年は挽回目指します »