« 誰が何して何とやら | トップページ | 【雑文】ムショの飯 »

2008年12月31日 (水)

ハイジが高いというが

 対欧州通貨では調整が入っていますが、ドルスイが高いだけに、ここのところ棒上げで来ています。

 ハイジに着目する人は少ないけれど、という触れ込みで、あるレポでこの動きを解説していました。要は地政学的なリスクの高まりが、ハイジを選好する原因になっているという、アナリストなら誰でも書けそうな内容に過ぎなかったのですが、こいつ、意外と性悪女です。

 証拠金の少なさと、ボラの小ささに惹かれて、一昨年から手がけていた私ですが、へたくそなこともあって、何度も煮え湯を飲まされています。
 その逆に、美味しい思いも何度かしています。100万単位でバシバシ抜かせてもらったこともあります。

 クロス円でハイジを手がける人は、大ロットで比較的長期のトレードというのが多かったようです。
 利食いの位置をあまり動かさず、ゆったり構えて待つ。

 それでも私のような素人がほとんど傷を負わなかったのですから、手がけやすい通貨だったといえます。

 ただ、ご承知の通り、それも昨夏まで。
 投機筋にとっては、ほかの外貨商品に投資するときのたき付け燃料になるうえ、欧州全体の不況はスイスも例外ではなく、UBSは巨額赤字を抱え、GDPもさえない。

 今年7月の105円をサミットに、一気に滑り落ちて75円。

 安定したボラはどこへやら。
 子ヤギのユキちゃんと戯れていた少女が、気づいてみれば毒々しいルージュを塗りたくり、ケバい化粧で夜の町に立っていた、というような豹変ぶりです。

 チャートを見れば、いまの水準、なかったわけではありません。

 しかし、105円という水準も、未踏の高みでした。
 そこからわずか三カ月で、ここ10年なかった値段へ急降下するとは。

 為替の恐ろしさを十二分に味わった一年でした。

 いま、ボトムの75円から10円ほど切り返し、7月のトップから引いた下落トレンドラインの三分の一を越えようとしています。

 戻り売りのよい機会に見えます。
 ですが、年末年始で極端に取引量が薄い中、この流れをどこまで信じられるのか。
 イスラエルが地上侵攻したとして、どれほど寄与するのでしょうか。

 仮に噴いたとしても、ワントピックでしかないような気がします。

 さらなる利下げ、むしろゼロ金利を目指しているとも言われるハイジ。

 まして、これから山場の三月決算を控え、ビッグ3だけでなく、各国金融機関がどうなるか、不透明なままです。

 トヨタの赤字や国債の乱発にもかかわらず、それらがマイナス材料視されず、円高が続いているのも、消去法でいえば、そうならざるを得ないのかなと思います。

 安全通貨としてのハイジ。
 でも、いたずら半分に手を出すのは、もう少し控えようと、考えています。








|
|

« 誰が何して何とやら | トップページ | 【雑文】ムショの飯 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/448616/26648188

この記事へのトラックバック一覧です: ハイジが高いというが:

« 誰が何して何とやら | トップページ | 【雑文】ムショの飯 »