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2008年9月28日 (日)

損益通算と朝日のアホ

 書かなきゃいけないことは書いているとは思うし、それがために恨まれもするんだろうが、書かなくてもいいことまで書くという点で、朝日はアホだと思います。

 この間、「逃税」のお話が載っていたのを、ご覧になった方、いらっしゃいますか。

 年収数千万円(だったかな)の所得がありながら、あれこれ経費を作って税金がかからないように生活している人のお話です。

 知っている人は知っている、やっている人はやっている。

 でも、おおっぴらではないから、それほど税務署に目をつけられていない。

 ささやかな庶民の生活術とでも言うべき手だてです。
 なのに、それを、デカデカ新聞に書いてしまったら、一銭でも多く税金をかっぱぐことに血道を上げている役人どもに知らせるような物じゃありませんか。

 書いたらどうなるか、考えなかったんでしょうか。
 恨んでいる人、多そう。

 埋め合わせに、別の方法を見つけ出して記事にしてほしいです。

 さて、またそろそろ、FXでも税金の話がブログネタに。
 ちらほら出てくる時期が近づいてきました。

 FXの所得は「雑所得」。給与所得との損益通算、できません。
 くりっくが、3年間、分離課税内で損を繰り越せるだけです。
 OTCは一年スパン、くりっくは3年スパンで取引期間を見越せるという点が違います。

 あと、くりっくはなんぼ稼いでも分離20%で済むという点でしょうか。

 損益通算ができる所得は「ふじさんじょう」。

 不動産
 事業
 山林
 譲渡

 この4つ以外、認められていません。

 しかも、年々適用範囲が狭くなっています。

 不動産売買の譲渡損は不動産売買の黒字からしか引けない とか
 株の損も同様 とか
 土地購入のローンの利子は該当しない とか

 政府税調が、数年前から不動産所得を廃止する方向で話をしているのは、マスコミでも話題になっているのでご存じの方も多いと思います。

 これが本決まりになりますと、前述の「逃税」のワンケースがふさがれます。

 取り上げられていた例の中で、日本各地に自分の賃貸用不動産を所有し、その管理および家族に帳簿付けを任せる経理を不動産所得の経費として計上し、赤字にする。これによって、本業のリーマンの給与所得を圧縮。税金をゼロにするばかりか、還付させるというものがありました。

 不動産所得が廃止されてしまえば、事業として営む以外、損益通算が認められなくなりますので、うまみはなくなります。

 このリーマンの方、所有物件、どうするつもりなんでしょう。
 しかも、不動産市況はブリザード状態だというのに。
 地方への旅行をかねて、地方都市に物件があると書かれていましたが、そんなところ、売れるのでしょうか。

 不動産業者として登録すると、何かの折りに会社にばれると、処分必至。

 抜け道がふさがれた後の彼の対応を、続報として読みたい物です。

 もう一つに、事業所得でマイナスを作り、給与所得を圧縮する人の話が紹介されていました。

 自分の会社と請負契約を締結し、経費として計上する金額を多くする
 自分の会社は、福利厚生の一環として、民間保険代を補助する
 労災も社会保険も従業員任せ

 こう書くとなにやらとんでもない会社のように見えますが、これもまた、一つの案。
 従業員とコンセンサスが得られれば、双方にメリットのある出費抑制策だと思います。

 ただ、これも給与所得者(リーマン)の副業が盛んになるに連れ、事業所得の範囲、そして経費として認められる範囲が狭まりつつあります。

 私が昨年、税務署でやりあったのは「事業所得とは、それで生計を立てられる規模の所得が長期間あるかどうか」という一点でした。

 明文化された物がない以上、あくまで、担当官の裁量に任される範囲の解釈だと思うので、正当な物かどうかは定かではありません。

 しかし彼らは、何かというとすぐに「不服があれば審判所へ行け」といいます。
 そんなことをしている余裕のないこちらの足元を見透かしたようなやり口に、非常に腹が立ちますが、FPや税理士関連の本を見ても、情勢の厳しさはうかがえます。

 アフィリやオークション、著作執筆といった、よく紹介されている手では、なかなか難しそうです。

 そもそも、先の税務官の言い分に従えば、リーマンが片手間でやるこれらの商売のやり方で、生計を維持できるほど多額の収入を数年続けていられる人はまずいませんから、言外に「ダメ」と言われていることになります。

 リーマンが所得を圧縮する手だては、徐々に閉ざされつつある。
 それが、最近の正直な感想です。

 残された道は、定年後、各国を順繰りに旅して歩く「永遠の旅人」になること、と言われていましたが、これも主たる居住地が日本と判定されて課税される例がほとんどになってしまい、最近あまり話題に上らなくなりました。

 よぼよぼになって灼熱の中東を旅するのも、辛そうです。
 金髪美女に囲まれる北欧あたりはあこがれますが、生活費であっという間に蓄えが消えてしまうでしょうね。

 子どもの保育園では、高級外車に乗って送迎する方が数名いらっしゃいます。
 全員自営業です。車は業務用車なのだそうです。
 所得はゼロなので、保育園代もタダなんだそうです。
 よく外食している姿も見かけます。
 この間、夏に外国の海に行くので、2週間お休みするからと言って、お子さんがウチに遊びに来ました。

 可処分所得はこちらの方が上とわかっていても、腑に落ちません。
 遊ぶ金が経費で落ちるのと、落ちないのとでは大違い。

 リーマンは不公平やな、と、つくづく思います。

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