北欧に住みたい
毎日数紙読み比べていますが、ゴールデンウイークとなると張り切るのが朝日新聞。
ここ数年、やたら挑発的です。
昨年の社説20数本乱れ打ちとか、ホンマ難儀しました。
どうせ、どこにも出かける用事もカネもなかろう。
読めるもんなら読んでみやがれ、という発行側の意図が透けて見えます。
わかってるのに、金払ってるいじましさもあって、読んでしまう。
それでも、きょうの北欧特集はなかなか面白かった。
高負担、高福祉と、イメージでしか知らない国々。
実際の暮らしは、なかなか伝わってきません。
きょうは、税金の仕組みや雇用状況、女性の社会進出といったところが押さえられていて、読み物としてはグッジョブでした。
10数年前、学生時代に北欧を旅しましたが、物価の高さにへきえきしました。
夜行列車に乗って、デンマークの首都、コペンハーゲンへ着いた朝。
ホームのスタンドで、コーヒーと、親指ほどの太さのソーセージが挟まった、小さなロールパンのサンドイッチを買いました。
値段表では、300円ぐらい。
ところが。
500円がとこ寄越せと言ってきます。
ボッタクリか。
聞けば「消費税」。当時で25%。
どこへ行っても万事この調子。
チョコ買えば、板チョコが400円。
ジュース買えば、コップ一杯が300円。
タバコなんか一箱1200円。
ほうほうの体で逃げ出しました。
ツーリストにはつらいですが、住人にはユートピアのようです。
保育所 待機児童なし
失業手当 手厚い
生活保護 ばっちし
医療 完備
育児手当 がっぽり
新聞では、そんな感じに受け取れました。
雇用と解雇が日常茶飯事なので、セーフティーネットがしっかりしていないと、社会不安を起こしてしまうのですね。
そのネットが機能不全なのに、長期雇用のシステムを放棄してしまった日本にとって、学ぶところが多いと思わされました。
一番感銘を受けたのは2点。
①勉強して、常に自己向上を図っていないと生きていけない
②高負担、高福祉を可能にするのは、市民相互の信頼感
①については、生活基盤を失ってもはい上がるためには、日々之鍛錬を要求される、ということなのでしょう。
一つの仕事がダメになっても、次へ向かっていかざるを得ない。
裏を返せば、生活の浮き沈みにいちいち負けることを許されない、非常に厳しい社会であるとも言えます。
②は、身につまされます。
向こう三軒両隣。
住人の顔、ろくに知りません。
毎月バカ高い税金取られていますが、それが社会の役に立っているという実感、全くありません。
日本をアメリカ型の弱肉強食の国にするか、北欧型の高負担高福祉の国にするか。
アンケートを取ると、北欧型を選択する人が非常に多いそうです。
飛び抜けて豊かではないけれど、みんなそこそこ食える国。
そういう社会を作るためなら、自分の力と金を負担するのはやぶさかではない。
そういう答えが多いそうですから、日本は大変に成熟した市民意識の国だと思わされます。
残念ながら、それが発揮されるのは、いまのところ、大きな災害時ぐらいしかないのが実情。
生活保護ガメてシャブ買ってたヤー公
携帯代払えても給食費は払わないバカ親
なにがなんでも道路は造り続けると宣言する政治家
そういうニュースを見聞きするたびに、自分一人、マナーとやらを守って生きているのがバカバカしく思えてきます。
税金は、国という福祉システムの使用料である
それは頭で分かっていても、やはり、取られるという意識が先に立ってしまうのです。
人と人とが互いの良心を信じ合いながら暮らせるとしたら、それこそ、いまの日本に欠けているもの。
もちろん、いいことばかりではないでしょうが、一度機会があれば、北欧に住んでみたいものです。
でも、移住には、ムチャクチャ厳しい制限があります。
向こうの人と結婚するか、政治難民になるか、研究者か先端技術者として招請されないと、永住ビザが出ない。
カナダやオーストラリアでは、国債買うか投資するか、いずれにせよ数千万円はたけば永住ビザ出るようですが、北欧は本当に厳しい。
それでも、いつか、チャンスがあれば。
FXの腕さえ磨いておけば、電話線と銀行さえあれば、世界中どこでも食っていけます。
バイキングよろしく、かの地に殴り込んで一旗揚げたい。
そんな風に思う、きょうこのごろです。
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