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2008年4月20日 (日)

バターがない

 スーパーの棚から、バターが消えてませんか。

 ケーキを作ろうと思い、いつものスーパーへ材料買い出しに。

 ないのです。いわゆる普通の、バターが。

 10グラムずつ小分けにされたものはありました。
 100グラム208円。

 その右横には、同じバター200グラム360円という値段表。

 でも、棚は空です。
 店員に聞くと、入荷がない、といいます。

 近くの別のスーパーにも行ってみました。
 こちらもありません。

 小分けのものが少し残っていただけで、塊のものがありません。

 楽天やヤフーも探してみました。
 さすがというべきか、各ブランド、あるにはあるのですが、たかがバター1個。
 送料費やして入手するのはばかばかしくなり、諦めました。

 穀物価格の高騰
 ↓
 生乳にコスト転嫁できず、出荷低迷
 ↓
 バターの原材料不足
 ↓
 生産量減、値上げ

 オイルショックに伴うトイレットペーパー払底ほどではないにしても、いままで身近にあったものが消えていく現実は、私たちの生活にインフレの波が押し寄せていることを、いやでも自覚させてくれます。

 ケーキ作りは幸い、無塩バターが手に入りました。
 少し塩をくわえれば、用は足ります。
 パンに塗るのは、本物のバターでないとダメ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、バター風味のマーガリンも、おいしいものです。

 一般市民のレベルで困ることは、余りないでしょう。

 しかし、業務として、本物のバターがないとやっていけないところは、どうでしょうね。

 フランス料理のお店
 一流ホテル
 洋菓子屋
 料理教室
 ベーカリー

 ざっと思いつくのはこのあたり。

 入手にはさぞや、頭を痛めていらっしゃることでしょう。

 この先、オイルと穀物の高騰が続いて、スーパーの棚からものがどんどん消えていく時代がやってこないとも限らないと思っています。

 日本の食糧自給率は38%。
 世界中から円パワーで食べ物を買いあされる時代はすでに過去に。

 となると、自給率を上げないと、どうにもなりません。
 でも、一朝一夕に水田や畑が増えるとも思えません。
 当分は、物価高の中、節約生活、というのが大半でしょう。

 でも、それにも限度があります。

 厚労省は3年に一度「所得再分配調査」というのを実施しています。
 これによると、年収300万円以下の世帯は、大体4割。

 衣食住のうち、食は生命維持に直結するため、なかなか削れません。

 食料高騰の影響の逆進性は、明らかです。

 結論としては、収入を増やすしかないわけです。

 一攫千金をねらう投資手法ではないFX。
 日々の年金の足し、あるいは生活費の余裕作り。
 そうした部分で、極めて有効なインフレ対策になりうると思います。

 パンに塗るのはマーガリンではなくバターにしたい、という動機でも十分。
 FX。知っているのと知らないのとでは、生活設計にだいぶ差が出てくるでしょう。

 最後に、旧東側の、バターにからむアネクドートを一つ。

 学校の授業で、バターという単語が出てきた学生。
 祖母に聞いてみた。
 「バターってなに?」
 「昔あったような気がするけど、忘れちゃったねえ」
 学生は辞書を引いてみた。
 「バター。牛乳から作った、パンに塗る塗り物」
 「資本主義的味覚と品質を有する」
 「このため祖国では数十年来、国民から服用を拒まれている」

 15年前、チェコの首都、プラハで小耳にはさんだバカ話です。

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