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2007年9月 7日 (金)

注目はしたけれど

 今日みたいに、平日が休みで、しかも重要指標の発表時刻にパソコンの前にいられるという幸運な日は、年に何度もありません。

 発表時刻の数分前にPCを立ち上げ、トレード画面を開きます。

 CDをかけます。ベートーベンのソナタ23番が大好きなので、たいていはそれ。
 フルボリュームです。踏切の鳴る音も、道路を行き交う車の音も、何も聞こえません。
 聴き入ってしまえば、成り行きで売買しようなどという気を起こさせないからです。

 発表数十秒前。それまでやかましく点滅していたレート表が、しんと静まりかえります。

 スプレッドが一気に開きます。
 普段3ぴぴのUSDが、10ぴぴ。
 8ぴぴのポンドが14ぴぴ。
 キウイに至っては、8ぴぴが19ぴぴに。

 世界中で、この画面をにらみながら、丁半構えているトレーダーたちのことを思います。

 一瞬、100万USDショートをかけたい誘惑に駆られましたが、自制心でこらえます。

 さあ、どうでる。

 21:30。

 動き始めたのはポンドからでした。

 一瞬10ぴぴ上がったかと思うと、次の瞬間50ぴぴほど円高に飛びました。

 ソナタが主題の旋律の所へさしかかっています。アレグロのもっと早いの、なんというんでしたか、専門用語は忘れてしまいましたが、怒濤のように流れる音符に合わせて、USDも点滅開始。

 あれよあれよというまに、一気に114円台へ。

 これは相当、悪い結果が出たな。

 CDは第3楽章にさしかかっています。後段の、滝のように流れる音符の洪水、フォルテッシモ、連打。

 もうとまりません。114円台前半、114.20~114.35へ。レートもなにもありません。目で追うのが精いっぱい。

 これに山っ気を起こして、手動で立ち向かおうとしても全くムダ。
 ストリーミングのトレード画面を出し、試しにボタンを押した気になっていると、押したはずのレートからかなりはなれた数値が現示される始末。

 プロのトレーダーは、この値幅を反射的に読み取って利ざやを稼いでいるわけです。
 すごいというほかありません。。素人があがいても太刀打ちできるものではない。

 ただ、みんなやるかやられるかの白兵戦を演じている日々。
 トレーダーというのは、もしかすると、短命が多いのではないかと思います。
 だから、ある程度稼いだら早めにリタイアするケースが多いのかも。

 まったく、同情しきりです。

 CDも終盤。それまでの激情的な旋律が一転、鎮静剤のような音階を耳に送り込んできます。

 USD/JPY=114.20。
 どうやら今回は、このあたりで落ち着いたようです。Fin。

 さて、結局、手は出せずじまい。弱虫野郎だったのか、慎重だったのか。

 結論が出るのは、来週になりそうです。

 おそらく、週明けの東京市場も、円高の波にさらされることでしょう。

 ショートを構えるなら・・・そのとき。戻りをねらうことにします。










 丁半バクチの予想はよく外すため、基本的にこのブログ「たら・れば」は書かないことにしているのですが、きょうは別。欲望丸出しに。

 21:28。USD/JPY=115.25。

 あそこで100万構えておけば・・・・・ぐすん。

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