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2007年8月25日 (土)

「おたくの契約成立してない」

 家人が車を使っているところと、車のナンバーの地名とが違うため、保険金が出ないかも知れないというアドバイスを受けて、保険会社のコールセンターへ聞いてみました。

 「使用者のお住まいと、ナンバーの登録陸運が違うだけで保険金が出ないと言うことはありません」

 それはそうですよね、常識から言って。ただ、念のために聞いてみただけなんです。

 「今後ともよろしくお願い致します・・・・あ、契約者様の住所は使用者様と違うんですね。ちょっとお待ちください」

 ちょっとお待ちして10分以上。

 契約者、つまり私凜々坊の住民票があるところと、使用者である家人の住民票のあるところは同じではないのです。

 そこも一応聞いてみていました。

 返ってきた答えは驚くべきものでした。

 「おたくの契約、成立していません」

 ・・・あたま真っ白に。

 毎日仕事や買い物で乗り回している車。

 任意保険がなかったら、どうして安心して運転できましょう。

 もちろん数カ月前に引き受け完了の通知は届いています。

 「まあ、本来、ネットで申し込みができないケースだったんですが、なぜか通ってしまっていたようですね」

 凜々坊と家人は事実婚(内縁)。事実婚の場合は同居でないとダメ。

 保険会社は「内規にそうある」と言い張ります。

 内規といわれても、申し込みのときにそんな記載も説明も一切なかったのに、後出しじゃんけんでしょうと食い下がりました。

 そうしたら、電話口のお兄さん、言い放ちました。

 「配偶者ってあったら、法律婚のことだってのは、常識でしょ? そちらのとらえ方はそちらのとらえ方。私たちは知りませんよ」

 おお、言うねえ。では、どうしろとおっしゃるので?

 「元から契約が成立していないんですから、そういう条件を扱ってくれるほかの保険会社を当たってください」

 またこちらが捜すんですか?割引等級はどうなるんですか?

 数分待たされて上司が出ました。

 「本来、前契約の終了日から一週間しか引き継げないので、凜々坊さんの等級は始めの7等級に戻ってしまっているのですが、こういう事情なので、こちらで次の保険会社に事情は説明してあげます」

 「この電話を持って契約はなかったことにしますので、きょうから一週間以内に次の保険会社へ行ってください」

 事情が飲み込めず、絶句していると、電話を切られかけたので、ちょっとタンマをかけました。

 「いったん引き受けたという通知を出したのはそちらでしょう。なのに契約は成立していない、配偶者を限定する社内規定があると言い出す。民法でも一方的な契約破棄は認めていません。それはおかしいのではありませんか」

 保険会社、謝るどころかこちらを責めます。

 「通知は単なるミスです。契約は成立していないのだから、仮に今後事故が起きてもうちでは対応する責任がありません」

 「配偶者の件については、確かにそういう記載はありませんが、なくてもこれまで支障が出た例はありません。民法通りの解釈でやってます」

 ・・・お前さん、どこかの大学の弁論部出身か?

 まあ、そういうマニュアルがあるのでしょう。

 また切られかけました。

 この手の電話は、いったん切られたら最後、もうつながらないか、「担当者が変わった」の一言で蹴飛ばされてしまうおそれがあります。

 何が何でも救済策を編み出さないと。

 等級引き継ぎの連絡なんて、しょせん口約束。守ってくれるとは限りません。

 「要は、私凜々坊の住民票が家人のところにあれば良いというわけですか?」

 「いえ、同居の実態がないとだめです」

 「それをどう証明するんです?」

 「事故が起きたとき、私たちが周辺のお宅にお邪魔して、取材させて頂くことになります」

 ・・・つまり、単身赴任先からちょくちょく顔を出しているいまの状態なら、通るのかも。

 「住民票を移そうが移すまいが、私が使用者と同居していると証明できればいいのですか」

 「その通りです」

 そっちの方がずっと難しいではないか。

 「じゃあ、9月から同居することにして、登録住所を変えてもらえばいいわけですか」

 「・・・実態としてそうなんですか?」

 「生活の本拠が使用者のところにある、ということなのだから、そちらの要求している事情と反することはないでしょう」

 ちょっとお待ちください、でまた10分。

 「とりあえず、それで契約は続行できると思います」

 思います、では困ります。しかも「成立してない」契約をどうやって続行させるので?

 電話口氏、だんだんイライラが募ってきたようで口調が荒くなってきます。

 「きょうからではなくて、こちらが引き受けの通知を出した日時から、保険は有効と言うことにしておけばいいでしょう」

 「実態としては、何も変わらないって事ですよ。変更通知を出しておきますから、それで確認してください」

 引き受け通知を出して「契約白紙」と言い切る保険会社の変更通知。

 果たして信用してよいものか悪いものか。

 保険会社は、安いだけではダメだな、と痛感させられた事件でした。

 次の更新時は、絶対別の会社にします。

 AFPになったら、おそらくこうした保険を顧客に紹介することもあるでしょう。

 でも、決してこの保険会社だけはプッシュしまいと、堅く心に誓いました。

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コメント

私も保険で嫌な思いをしたことありますよ、涙。
更新手続きで保険会社がミスをして無効になっていたり、
等級が振り出しに戻っていたりと散々でした。
電化製品ではお気に入りの会社ですが保険は最低です。
トヨタみたく他業種に進出してもサービスの水準を保つ
ってのは奇跡なんでしょうか?

投稿: エラーラ | 2007年8月26日 (日) 17時33分

 いえ、この会社はあちこちで同様のトラブルを起こしているようです。

 「法律婚以外は配偶者じゃないから、おたくの奥さんはあんたの妻じゃないんですよ」って。

 そりゃ名誉棄損でしょう、とつっこんだら、「言った言わないの水掛け論になりますから、裁判してもムダだと思いますがね」ときたもんだ。

 とことん人の気を逆なでするのがうまい。

 保険屋に誠意を期待するのは砂漠で水を捜すに等しいんだそうです。

 ヤー公と同類と見ておいた方が良いのかも知れませんね。

投稿: 凜々坊 | 2007年8月26日 (日) 20時54分

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