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2007年5月21日 (月)

ちょっとした事件

 さて、先日あった事件。

 異業種の仲間数人と、飲み会を催しました。

 公務員、エンジニア、薬学系の研究者、主婦などなど。

 全員、メシの種は違うのですが、ただ一つ、共通しているの
は「FXが趣味」という一点。

 いつも使っているホテルのラウンジが満席だったので、居酒
屋にしました。

 学生やリーマンでいっぱいです。

 あまりお金の話をするのにふさわしい場所とは思えなかった
ので、はじめはひそひそ会話していました。

 ですが、アルコールが回ってきたのと、周囲がやかましいの
とで、どんどん大声になってきました。

 話題は自然と、円売りの分析に。

 日本円を積極的に買う理由・・・ない。

 一党独裁のひずみがもたらす、政治的な不安定さと未成熟な
民主主義からくる偏狭な民族主義さえなければ、将来性からい
って、人民元の方がはるかに評価できる。

 だれかがそこまで言ったときです。

 「この非国民野郎っ!」

 罵声とともに、ついたての後ろからジョッキごとビールが飛
んできました。

 参加者の一人が、まともに頭に食らいました。

 切れました。出血しています。

 ジョッキはサラダの中に落ち、ドレッシングが飛び散りまし
た。

 みんな服べとべと。

 投げた若いのが血相変えています。

 「日本を売る? 中国の方が評価できる? てめえそれでも
日本人か!」

 小説だと、このあたりでけんか慣れしたのが若造をぶちのめ
して一件落着、となるのかもしれませんが、あいにく全員歩く
憲法9条。

 私は剣道の有段者。
 主婦は合気道3段。
 エンジニアは元自衛隊のレンジャー。

 やろうとおもえばやれるのですが、人を殴ると自分が痛い、
ということを知っている人間ばかり。

 目配せで合図して、せーので全員出口へ。

 三十六計逃げるにしかず、というやつです。

 反撃しなけりゃ情けない、なんてひねこびた英雄的根性、だ
れも持っていません。

 追っかけてくるかと思いきや、若いの、仲間とせせら笑って
います。

 レジを通るとき、マスターが耳打ち。

 「勘定、あいつらにつけときますから」

 迷惑料だと思ってくれ、とのこと。

 全員いっぺんに気分が晴れてしまいました。

 リーマンやってると、理不尽な仕打ちは日常茶飯事。

 でも、こうやってどこかで一つ、思いやりをかけてくれる人
がいると、それだけで「明日もまた、がんばってやろうか」と
思えるのも、この商売の良いところ。

 おまけに、年の功というやつか、相手が怒り狂っていても、
同レベルで応戦するより、しらけが先に立ってしまいます。

 最近めったに、攻撃衝動を感じなくなってしまいました。

 ただ、この年の功というやつ。

 悪のりしすぎる嫌いがあります。

 このときも、せっかく酒代が浮いたのだから、もう一軒行こ
うか、となってしまい、帰宅はみんな、結局午前様。

 非国民であるかどうかはともかく、アホであることは認めま
す。

 しかし、円を売ったことを理由に、批判されるとは思っても
見ませんでした。

 個人的には、北朝鮮にいくら流れているかわからない、パチ
ンコやパチスロに散財する方が、よほどどうかしていると思い
ます。

 稼げるところへ金を移すのは、投資家の基本動作。

 金に国籍があるでなし、上り坂の中国を買いたいと思うどこ
がいけないのか、さっぱりわかりません。

 もちろん、人民元の裏にいる、中国共産党の影はリスクとし
てわきまえておくには、あまりに黒光りしすぎているかも知れ
ません。

 しかし、人の裏にゼニの花。

 五輪景気でわくいまこそ、人民元&香港ドルを買いに出る好
機だと言う人間がいても不思議ではないのですが、それを「非
国民」と言われてはかないません。

 まあ、言葉尻をとらえただけでしょうから、あの若者も余り
深く考えていなかっただけなのかも知れませんけれどね。

 相手して欲しいだけの、寂しがり屋だったのかも知れないし

 私自身は、中国のアキレス腱は、一人っ子政策に伴う人口構
造のゆがみにあると思っているので、いずれ超高齢化社会に直
面し、経済的には落日を迎えると思っています。

 そうなると、沿岸部の経済発展が支えていた、内陸部(農村
部)の労働力を吸収できず、日本の比ではない格差社会が顕在
化(復活?)することになります。

 その際、高まる不満・不安を一党独裁でどこまで吸収しきれ
るか、そこは未知数です。

 その混乱が、単なる新興国市場の混乱として現れるのか、は
たまた3月のような、逃げ遅れた資金の急激な移動によっても
たらされる市場ショックとして世界を覆うのか、わかりません

 積極的に人民元の買いに出たいと言っていた仲間とは違い、
私はメリットよりも、リスキーな面が多い通貨だと思っていま
す。

 日本で声高に語られる中国脅威論は、高度成長期に欧米が叫
んだ日本脅威論とだぶって見えます。

 投資にエスノセントリズム(自文化優越主義)を持ち込むこ
とは、ガソリンかぶって火の中に入るも同じ。

 小生は今後も淡々と、稼げるところへ資金を流すのみ、です

 それにしても。

 人前で大声を出すことすらはばかる私のような人間にとって
、平気で人にものをぶつけられる人間が町中にうごめいている
というのは、恐怖以外のなにものでもありません。

 特定アジアだ、中韓なにするものぞとうそぶいている間に、
この国、寛容さを失って、どんどん知的劣化が進みそうな気が
します。

 FXを手がけているのは、生活費稼ぎの意味のほかに、いざ
というとき、外貨抱えて海外へ逃げるためのヘッジ、という意
味もあります。

 さて来週。

 日本円に変えるか、それとも外貨のまま持ち続けるか。

 思案のしどころです。

 市場が開くまであと数時間。

 イッツ ア ショータイム!

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